記憶回路

犬猫飼い、漁港好き、旅好き、東京在住の写真屋MASAYAのブログ

止まりかけている刻

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集落の掲示
集落に混在する様々な刻、その全てが停止する日はそう遠くないと感じた、そしてそれを切なく感じてももちろん自分には全ての刻を動かし続けるチカラなど無い。
何かをしたいと思う気持ちだけではそれが現実に出来る力にはなり得ない、まずは日本中がこういう現実に包まれていると皆が自分の目で見て、心が締め付けられるであろう感覚を感じて欲しいと思うだけ
 ボクはこれからも旅をして撮る、けどそれはきっと何も役になんて立たない、間違いなく自己満足だ。
さらに自分が望んでいるのは、これら写真を見て良し悪しを判断してもらうことでは無い、街の猫を撮っていた時からそうだったが、「写真を見てもらって何かを大きく動かそう」などという人の意識を一方向に動かすようなそんな大層なものは撮ってはいない、今では大多数の方がいる世界から遠くの世界になっている出来事を少しだけ近づけて考えて欲しいだけ。
そしてボクの写真を見たことをキッカケに、旅の途中でそういう集落を見かけ気になったら、住まわれる方の迷惑にならないように配慮と敬意とマナーだけは十分守って現実を見て欲しい、もちろん少し離れた位置からでもいい。
判断はそれからすればいい、悲しみなら悲しみでいい、嫌悪なら嫌悪でいい、思いは人の数だけある。だからネットで写真を見ただけで自分の肉眼で見たつもりになって良し悪しを判断しないで欲しい、ボクは今の世界に充満しつつあるこの空気感が苦手だ。