いつか還る
斜面を利用した集落では見かけることの多い景色。
お年を召された住人の方がお子さんの住まわれる都会に出たり、集落の下の方に越したりすることで、きつく急な坂を登った場所にある家は放置されてこうして崩れて行くそうです。そんな中で水回りはやはり耐久性が高い様でぽつんと残っている状況もたまに見かけます。
そして、これは寂しいことなのかな?と自分は最近思う様になりました。
この世に存在するほとんどの物はいつかかならず朽ちて還るはず、だからもしかしたら観点を変えれば「やっと還れた」になるのかもしれませんよね。そして完全に還り元の形が消滅した時、また新しいカタチへの一歩が始まるのかもしれません。
さらにそこに残るヒトを主体とした思い出や記録は受け継がれます、それもまた長い年月を経ていつかはこの世界のどこかに放散して還っていきますが、インターネットサーバーが普及してこうして文字に起こす事によって、もしかしたらそのサイクルはさらに長いものになっているかもしれません。だからきっと、物質としての形状は失ってもその記憶は長いあいだ受け継がれるのはずです。
まぁボクの言葉はボクが生きてる間だけ、ボクに興味を持った人だけが知ってくれればいいかな、そして撮った写真たちは誰が撮ったかなんてわからなくていいから、何かしら誰かしらの心にとまる物として1枚でも残ってくれればいいかな、と思ってます。
大津島/回天訓練基地/九三式酸素魚雷発射口
肉食な日々
先週、新幹線に乗る前に丸の内のグランスタで購入した駅弁「ブラックアンガスビーフ重」が1000円ちょっととは思えないほど美味しくボリュームもあってお得な感じだったので、昨夜は同じ店で「イベリコ豚飯&山形育ちハンバーグ」を帰りに買って夕食で食べてみた。なぜならそんなボリュームは流石に朝飯では無理だから(笑)
本当なら温かい時に食べたいが、流石駅弁だけあって冷めていてもちゃんと美味しく食べられる様に作られている。このイーションと言うお店はデパ地下などにお惣菜店を出す系列店らしい、だからその場で食べない料理を作るのが上手なんだろう。
肝心の味はと言うと…美味しい。このボリュームで2品がメインの弁当で1600円弱ならお買い得と思う。
肉まみれで野菜なんて気持ちしか入ってないが、逆にそれも楽しいし、箸休めが紅生姜なのもなんとも嬉しい。がっつり食べたい時におススメだし、周りに総菜店もあるので弁当は二人なら一つ購入、あとは色々楽しむというのもアリかも^ ^
2013年6月のこと
先日、googleのSNSであるgoogle+の一般向けサービスの終了(来年8月)が発表されましたが、この写真はそのgoogle+での2周年を記念したイベントでの1枚。
本来は使用不可な三脚が特別に許可されて使用され、ここで撮影された画像が当時の六本木ヒルズでの販促イベントでも使用された様です。
インターネット界隈のサービス、特にSNSは栄枯盛衰のサイクルが早い様にも感じ、そこで生まれたコミュニティーもいずれは放散していくのです。しかしデジタル技術がより進化し、多くの画像情報が残されていくことでその時間はそこに止まり人々の意識のどこかにより強く思い出として残る様になったのではと思います。
余談ですが、この時はフィルムカメラとSigmaのDP2merrillという曲者カメラだけで参加したので夜の撮影はお手上げでした(笑)
2016年6月29日の出来事でした。