記憶回路

犬猫飼い、漁港好き、旅好き、東京在住の写真屋MASAYAのブログ

止まりかけている刻

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集落の掲示
集落に混在する様々な刻、その全てが停止する日はそう遠くないと感じた、そしてそれを切なく感じてももちろん自分には全ての刻を動かし続けるチカラなど無い。
何かをしたいと思う気持ちだけではそれが現実に出来る力にはなり得ない、まずは日本中がこういう現実に包まれていると皆が自分の目で見て、心が締め付けられるであろう感覚を感じて欲しいと思うだけ
 ボクはこれからも旅をして撮る、けどそれはきっと何も役になんて立たない、間違いなく自己満足だ。
さらに自分が望んでいるのは、これら写真を見て良し悪しを判断してもらうことでは無い、街の猫を撮っていた時からそうだったが、「写真を見てもらって何かを大きく動かそう」などという人の意識を一方向に動かすようなそんな大層なものは撮ってはいない、今では大多数の方がいる世界から遠くの世界になっている出来事を少しだけ近づけて考えて欲しいだけ。
そしてボクの写真を見たことをキッカケに、旅の途中でそういう集落を見かけ気になったら、住まわれる方の迷惑にならないように配慮と敬意とマナーだけは十分守って現実を見て欲しい、もちろん少し離れた位置からでもいい。
判断はそれからすればいい、悲しみなら悲しみでいい、嫌悪なら嫌悪でいい、思いは人の数だけある。だからネットで写真を見ただけで自分の肉眼で見たつもりになって良し悪しを判断しないで欲しい、ボクは今の世界に充満しつつあるこの空気感が苦手だ。

雪の菅野湖(山口県)

徳山から山を登るとすぐに積雪が始まった、朝起きてみたら風は強いが快晴だったので、前日に山の方はかなり降っているを忘れていた。

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まさかの積雪

とりあえず行けるところまで...と、そしてたどり着いたのが菅野湖だった。

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菅野湖

今日が快晴になっているからだろう、部分的だが毛嵐まで出ていてなんとも美しい。

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毛嵐

その後さらに行けるところまで...とダムまでの美しい景色を楽しんだ。

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ダムの放水

とここで終わればなんとも美しげな話だが、実は湖やダムを見にわざわざここまで行っただけではない、この湖の中間地点からさらに横道に入り6キロ強を進んだところに「山口UFO(宇宙の駅)」と呼ばれるとんでも物件があり、そこに行きたかったのだ、が...その横道は入るなりいきなり雪でびっしりで、借り物でしかもスタッドレスではない車では流石に無理と今回は断念した。

goo.gl

必ずリベンジをしたいと思ってい流ので乞うご期待。

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おまけ画像「菅野湖温泉(嘘)」

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島の海沿いの斜面を切り拓き、人はここに移り住んだ、そしてここで子を成し育て命を終える、そうして繋いできた命の跡が。

そう語ると寂しく聞こえるが、きっとここから巣立ち新しい土地で今の世代は生きているはず、この土地があったからこそ、その方は今を生きているのだ。

残念ながらこの日は集落には人影がなく、住人の方にお話を伺うことが叶わなかったので想像の範囲を越えることは出来ないが、きっと更地になり張られたこのコンクリートの下には、人々の生きた幾つもの記憶が埋まっている筈だ。

 

2019年1月27日、山口県室津半島、とある集落にて。

返る命 

※人によっては不快に感じたり、辛く感じる内容が含まれています、ご了承の上でご覧ください。
(文章のみで写真はありません)
 
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雪も降り荒れ模様だった翌日、泊まっていた小さな港町の小さな民宿を出て朝の港を散歩する。

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2匹の若い猫
そこで出会う2匹のまだ若い猫たち、釣り人のおこぼれを頂戴したいようだ。
 少しのあいだ彼らの様子を眺めていたのち再び歩く、そうすると数十m離れた場所で、おそらくかつては彼らと行動をともにしていたか、少なくとも近くで生きていたであろう骸を見つけた。
 歳をとっていたのか身体が弱っていたのか、おそらく昨夜の寒さで力尽きたんだろう、猫の習性であるはずの隠れて死ぬ事さえままならなかった様だ。そしてその身体は鳶に啄まれていた。
この状況を可哀想と捉えるか、仕方の無い事と捉えるか、猫なんて嫌いだから...と思うか、それはその人の思いと価値観により違う。でも忘れてならないのは誰が尊く誰がそうでは無いなど区分けなどなく、人も猫も鳥もその場所で力一杯生き抜いてるという事だ。
 同じ世界、同じ時間を精一杯生き抜いて、そして力尽き自然に返っていくその命に、敬意を表し心より合掌したい。
 
2019年1月27日、山口県の某所にて。

鯛出汁の鍋焼きうどん

呉市安芸灘大橋から始まる「とびしま海道」、下蒲刈島上蒲刈島、豊島とわたってたどり着くのが大崎下島、そこに昔ながらの町並みを残した「御手洗地区」があります。

そしてそんな置屋跡や様々な歴史のある建物が立ち並ぶ路地の中に、鯛出汁の鍋焼きうどんを食べさせてくれる小さな店が。

カレーうどんもいいなぁとおもいつつもとりあえず看板メニューの鍋焼きを注文、そしてうれしい揚げたてのがんす!意外と揚げたてで出してもらえる店が無いんですよね^^

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鍋焼きうどんと揚げたてがんす

美味しい出汁とやわめのうどん、そしてがんすに大満足...本当なら締めリゾットもしたかったけどさすがにお腹いっぱいで(笑)

もし御手洗に行かれることがあれば是非^^

ちなみに営業は現時点では日曜の11〜16時だけですのでご注意を、また、このエリアは公共交通機関はバスのみでなかなかの行程になりますので、満足度も高いです(笑)

tabelog.com

 

PS.写真は2017年11月の物です、それ以降は日曜日に行けてないのでw

消えて2ヶ月が過ぎた築地

2018年10月6日にその役目を終えて閉鎖された築地市場に再び訪れてみた。

かなり以前に同じく役目を終え、今はもう跳ね上げ機構を動かすことができない勝鬨橋(再起動には補修等々で億単位の金が必要だそうです)の上から築地港を眺めると、まだ姿は生きていた頃の築地とはさほど変わらない。

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2018年、師走の築地港

しかしその様子から伝わってくるのは物悲しさと静けさで、車がいつも止まっていた岸壁には何もなくなってしまっている。柱がいくつも立ち並ぶ様はさながらパルテノン神殿だが、こちらはあちらとは違いじきに消えてしまう景色だ。

橋を渡りきり高くそびえる工事用フェンスを横目に、波除神社のある中央の入り口に向かう。休日とあって解体工事は止まっているのであろう、あたりに広がる静けさが再び一抹の寂しさを与えてくる。

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築地市場内の中央入り口付近

波除神社の横、かつてゲートがあった付近は完全に閉鎖されているが、左にそれるようにパーキングとして転用されていた。子供の頃には母に連れられここから場内に入ってあの活気を体に浴びていたと思うと、もうあの景色は本当に無くなったんだなと、消えたゲートが教えてくれた。

いつものように波除神社にお参りをし、この場所を後にしたのだった。

(2018年12月24日の記録)

 

 

守る仕事

旅では特に、昔から続く地元のお店にお邪魔する様にしています。

それは地元の空気を感じられるということと別に、そういう店にはなんかしらの背骨の様なものが一本しっかり通っているからこそその地に根付いたのではと思い、それを感じたいからなのです。

そんな中で今回の旅でお邪魔したお店の中でいただいたものの中で一番感じるものがあったのはこちらの「大人のお子様ランチ」です。

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オムカレー、エビフライ、ハンバーグ、この3つそれぞれにちゃんと筋が通っていて、ある意味で感動しました。

カレーは小麦粉で丁寧に作ったとわかる香り、エビフライは食べやすく開き粗めのパン粉でちょうどよく揚がり、手ごねのハンバーグにはごくごくベーシックな赤ワインの香りがほんのり残ったコクのあるデミグラスソースが。

現代の味では決してないけれど、ご主人がこだわりちゃんと手で作られた手の香りがするどこか優しいお料理で、こういう変えない努力と変わらない心を自分も写真の仕事の中でしっかり通していかなきゃなとしみじみ思ったのです。

本当に美味しくて素敵なお料理でした^^

 

こちらがお店の公式サイトです。

レストハウスたんぽぽ

サイトもなんだか懐かしい雰囲気でいいなぁ^^

 

2018年12月10日訪問