新地 〜 遊郭の名残り残る町
下関駅から東へ歩き10分ほど、ソープランドなどが数軒並ぶ小さな歓楽街を抜けた先に、かつて遊郭であった新地と言うエリアがある。
日本各所で遊郭跡は訪れてきたが、こちらは朽ちてはいるがかなり建物や空気感が残っている。
唐戸の方に存在したと言う、このエリアで最古の稲荷遊郭は、壇ノ浦の戦いで敗戦した平家の女官たちがその身を投じた場所と言われかなりの規模であったようだが今では石碑を残すのみ。それよりも新しい時代の遊郭と言う事なのでかなり建物も残っているようだ。
斜めに設置される入り口の扉や各種装飾、遊郭に付帯した様々な商店など、当時の遊郭の独特な文化を見て取れる貴重なエリアだと思う。
今回はフィルムカメラを持ち込んだのだが、シャッターの不調にみまわれてしまってiPhoneのみでの撮影になってしまった。ぜひ再度もう少し範囲を広げつつしっかりとした機材でその建築様式と空気感を記録して来たいと思っている。
20190218来訪