記憶回路

犬猫飼い、漁港好き、旅好き、東京在住の写真屋MASAYAのブログ

悩ましき肉じゃが

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以前は都市伝説かの様に男のハートは肉じゃがで仕留めろ的な事が囁かれていたが、あれは一体どこに言ったんだろう。

 

あれはCMによって作り出された幻想なのかな、あれで随分と男は肉じゃがが大好きだと勘違いされたはずだ。

 

思うに、肉じゃがとは家庭料理の中でも最上級に「いつもの味」が求められる料理だ、シンプルが故に調味料の種類や入れる順番を少し変えただけでも味が変わる、だからそのいつもの味を超えるなどと言うのは簡単にはいかない、単純に味が優れているかどうかではないのだ。

 

その証拠に定食屋さんでも扱いづらい肉じゃががメインディッシュになってるケースは、個人経営のお店でもない限りはあまり多くはないはず。ほとんどが副菜か、おまけ程度に定食の1品になっている。

 

だから、新しく生まれた家庭では、時間をかけて慣れて一番の味になる事はあっても、いきなり一番なんてありえない。ただ作り手の全体的な味付けの濃さや仕事の丁寧さは測れる、それを理解している人なら指標にはなるだろう。

 

で、ここまでダラダラと余談を話していて最大のテーマはまだ出ていない。そうだ、成り立ちが親戚である家庭カレーと同様、何肉を使うかがテーマなのだ。

 

それぞれの肉にそれぞれの良さがある、そしてその出汁でまったく個性も変わる…悩ましいところだ。